ほんとにそれって五十肩??
五十肩の間違った認識が蔓延っています。どれくらい違うかというと、林檎と梨くらい違います。
本当の五十肩を説明いたします。
まず五十肩と肩関節周囲炎について。
五十肩は病名ではないと言うことは有名な話で、病院では肩関節周囲炎と言われることが多いです。(実際には五十肩≠肩関節周囲炎)
便宜上、今回は五十肩と呼びます。
正しい本当の五十肩とは、3つのフェーズを辿って自然治癒します。
フェーズ1
少し動かすだけでも、じっとしていてもズキズキ痛む。そして夜寝ている間の痛みがとても強い時期が約1〜3ヶ月ほど続きます。
フェーズ2
夜間痛は少なくなる。肩周りの筋肉や関節包等の組織が硬くなり、肩が動かしにくくなる。
また動かした際にも痛みは出現する。おおよそ3〜6ヶ月
フェーズ3
肩の硬さが、時間をかけて自然と柔らかくなる時期。肩を動かす範囲は完璧に良くなるとは限らないが、日常生活で痛みは出なくなる。おおよそ6ヶ月〜36ヶ月。
このように、五十肩では3つのフェーズをたどり治癒します。逆にいえば、このフェーズを辿らない肩の痛みは五十肩ではありません。
また、五十肩が1発で良くなることもありません。1発で良くなった肩の痛みは五十肩ではありません。
これによって何を伝えたかったかと言いますと、
本当の五十肩→たくさん整体院や接骨院に行ったからといって、著しく早く治るわけではない。
偽りの五十肩→整体院や接骨院で速やかに改善する可能性がある。
ということです。
今やどんな情報を信じていいか分からない時代。ぜひ正しい情報を当院から。